KAN太との父子二人旅の4日目、最終日の朝を迎えました。昨夜は恵那じいちゃん&ばあちゃんの家で世話になり、KAN太の寝相を気にせずに眠ることができました。今あらためて、今回の旅をふりかえります。

この旅を思いついたのは、昨年のU太とのインド・ラダックへの旅でした。その一年前にもU太と共にタイに旅しましたが、これらの旅を通してU太との距離がとても近くなりました。同時に、KAN太がうらやましそうに眺めていることにも気づいていました。

複数の子ども達との旅と、子ども一人との旅は、明らかに異なります。だって、その旅では、親からの全ての愛を受けることができるから。私は一人っ子だから、両親の愛を目一杯受けた経験しかなかったけれど、うちの子ども達を見るに、「いつか一人ひとりに愛情100%を注ぎたい」と願っていたのです。

「KAN太がそこそこの年齢になったら、今度はKAN太と二人旅をしよう」と決めていました。今回は海外への旅は難しいけれど、本当に二人きりで、短くとも濃密な旅をするつもりでした。

当初、まさに夏休み中に旅をする予定でした。ところが、想定していた時期に、U太・KAN太を共に、JAXA(宇宙航空研究開発機構)に連れて行くことにしたので、急遽、KAN太との旅を前倒しにすることにしたのです。

★★★
今回、目指したのは、石川県西岸・千里浜(ちりはま)です。砂浜を車で走る事ができる、そして晴れれば間違いなく海に沈む夕陽を眺めることができる海岸です。梅雨の最中だけれども、この数日間しかまとまった日程がなかったので、天に委ねて旅立ちました。

日中、犬山農芸さんでお話させていただいた後、夕暮れまでに到着しようと道を急ぎました。ナビに従って向かったところ、降りたのは「金沢森本インターチェンジ」。ネーミングにご縁を感じます。

1KAN太との旅インター到着

その頃からKAN太のテンションが上がり始めます。
広い田んぼを見て、「たんぼ〜!」「ぼんた〜!」と叫ぶKAN太。

https://www.youtube.com/watch?v=M3UyJDjfaFo&feature=youtu.be

やがて海が見え始まると、今度は「うみ〜!」コールに変わりました。

https://www.youtube.com/watch?v=UdaZwj8gthk&feature=youtu.be

ついに目指す千里浜に到着! 本当に海が近い砂浜を車が走ります。

https://www.youtube.com/watch?v=NnmTL3oUJFE&feature=youtu.be

KAN太はもう大興奮! 大勢のカモメを見つけ、「捕まえる!」と張り切って走り始めました。

https://www.youtube.com/watch?v=UrhsesrLVw8&feature=youtu.be

今度は穴を掘り出したKAN太。 嬉しそう!
これがこの旅で一番楽しい思い出だったそうです。

6KAN太との旅穴掘るKAN太

やがて陽が沈み始め、私が目指していた風景が訪れました。これを観たかった。これを観せたかったんです。

7KAN太との旅千里浜でバンザイ

日没後も穴を掘り続けたKAN太でしたが、周りが暗くなり始めて、ようやくお腹が空いて場を離れてくれました。これから二泊は車中泊です。結構良い寝室でしょ?

8KAN太との旅布団セッティング

初日はお寺の駐車場にて泊まらせていただいたつもりでしたが、どうもお寺の隣の学校の駐車場のようでした。ともかく快適に眠らせていただき、感謝です。眠る前にレンタルDVDも観られて、ご満悦の夜を過ごしたらしいKAN太。

9KAN太との旅車中泊

★★★
2日目は、コスモアイル羽咋(宇宙科学館)に向かいました。宇宙飛行士KAN太が分かります?

10KAN太との旅羽咋着

この科学館。かなり本格的でした。月面ローバーに載って自慢げなKAN太。

11KAN太との旅月面ローバー

宇宙科学館の後は、再び千里浜に向かいました。当初の予報では、2日目は雨予報だったので、こんなに晴れる何て感激ものです。良い構図を見つけて撮影!
12KAN太との旅海で構図

午後は「公園で遊びたい!」というリクエストにお応えして、お父さん、探しました。三ヶ所目でようやく滑り台付きの公園を発見!KAN太も嬉しそう!

13KAN太との旅公園KAN太

私もKAN太に促され、おそらく40年振りくらいにジャングルジムに登りました。ひとますの空間が狭かった! KAN太の撮影、なかなかの構図です。

14KAN太との旅公園で私

その後、私がこの旅で密かに狙っていた場所へ!北陸は回転寿しのネタが良いことが評判なのです。刺身を食べないKAN太ですが、何とか促して到着!KAN太には海老フライと卵焼きを食べてもらいました。

15KAN太との旅回転寿司

次に目指したのはスーパー銭湯!西海岸が見えるところを探して訪問しました。

16KAN太との旅スーパー温泉

この温泉の隣には大きなスーパーがあったので、温泉後にはそちらで刺身パックを買い込みました。ヒラメ、タイ、ホタテ、マグロの4パックで1,300円!北陸の旅はスーパーでの買い出しに限ると発見しました。

そしてそのスーパーのフードコートで缶ビールを飲みながら刺身を味わいました。この日はこのスーパーの駐車場にて車中泊するつもりでいたので、思い残すことなく飲ませていただきました〜!

★★★
翌朝は5時前に二人とも起床。しばしの間、車の中でゴロゴロいちゃいちゃ過ごす時間がとても楽しかったです。ケタケタ声を上げて、笑顔満面のKAN太でした。私的には、この旅でこの時が一番の至福の時間でした。

朝7時、スーパーが開くに合わせて、カットフルーツと食パンを購入。幸せな朝食です。

17KAN太との旅モーニング

この日は福井県立恐竜博物館を目指しました。リニューアルする以前を知っている私は,ダイナミックに変貌した博物館にビックリ!

https://www.youtube.com/watch?v=oimsDrltJ6Y&feature=youtu.be

映像もダイナミック!KAN太はこれがお気に入りで、6回も観ていました。

https://www.youtube.com/watch?v=uCvUrJ6gkCU&feature=youtu.be

こうしてワクワクドキドキの旅も終盤へ。最後の夜は恵那じいちゃん&ばあちゃんの家でした。ばあちゃんは施設に入ったので、じいちゃんとツーショット!焼き魚、トウモロコシ、青菜の炒めもの、白いご飯にふりかけ、、、KAN太の好きなものが並んで大満足!
20KAN太との旅えなじいちゃんと

★★★
今日は朝食の後、加子母に戻ります。KAN太にとって、何が一番だったのかは分かりませんが、きっと彼なりに何かあったことでしょう。

最近になり、「私はこれまでの人生で、ほとんどの時間を真剣に生きてこなかったなぁ」と感じていました。いつも、「まぁ、これくらいできておればいいか」と自分で納得させて生きてきたように思います。

何か大それたことをせねばと言うのではありません。日々の暮らしの中で、“今” 目の前にいる人や、“今”起きている出来事と、真剣に向き合って生きることが、実はとっても大切なんだと、ひしと感じています。

しかもそれを、肩に力を入れずにすることが、より大切な気もしています。言わば、「マジで」「ゆる〜く」生きることです。

そんな中で実現した、今回のKAN太との二人旅。何処に行った、何をしたということよりも、KAN太一人と向き合って過ごすことができたのが財産です。

★★★
昨夜、親父といろいろ話しました。今回の私たちの旅の話を聞いて、親父はポツリとつぶやきました。「わしはお前が小さい頃、こういう時間の過ごし方をまるでしてやらんかったなぁ。お前はどうか子ども達にしてあげてくれ」

そんなことはないよ。私はいつも愛情を目一杯受けていることを感じていたから。そして今も。

親父からは、これからの両親の暮らしについての説明がありました。
脳梗塞を発症したお袋が、急に中津川市内の老人施設に入ることになった経緯。そして基本的に残りの人生をその施設で過ごすことになるであろうこと。今年80歳の親父は、今暮らすマンションで実質的に独居生活になること。年々、体が弱ってきていること。そして遺言。

私の両親は、やがて訪れる自らの死を見つめ、死に急ぐことなく、今を快適に生きる道を自ら築いています。それも両親なりの真剣な生き方です。

そして私にとっても、KAN太にとっても、死ぬ間際になって、「あの旅は楽しかった〜」と振り返られるような思い出づくりが今回できたとしたらありがたいです。

少なくとも私は、かけがえのない素晴らしい時をいただきました。真剣に、そして脱力して生きる道を歩む、良いきっかけともなりました。
KAN太、ありがとう! これからもよろしくね!

21KAN太との旅公園KAN太