【もりのいえ】の家族とつながって下さった方でしたらご存知だと思いますが、KAN太はとてもマイペースな人です。
彼が生まれてきた時からマイペースでした。
理恵が陣痛を感じて吉村医院に移動して以来、2週間を経て生まれてきたのです。
その経緯から、「マイペースを貫く人」という意味で、「貫太」と名づけました。
その後、まさに彼はその名の通りの人生を歩んでいます。
まず、時間の概念が無い。
「この時までにこのことをせねば」などと考えないのです。
ですから、声かけをしないと、朝ご飯に平気で1時間ほどかけてくれます。
時折感心するのは、「いただきます」をして10分ほどしてから、「KAN太、ご飯はどうした?」と訊ねると、「あ、よそうのを忘れてた〜」という具合です。つまり、いただきますを言ってから10分間の間、何も口にしていないのです。
そんな彼に対して、できるだけ彼の感性を大切にしようと心がけながらも、「朝は他の家族と一緒に目覚めようね」「一緒にいただきますを言おう!」という目的で、それなりに促しをしてきました。

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しかし、今日の夕食時、まさに「いただきます」を言おうとした直前に、彼がトイレに入ったことを確認しました。
「KAN太がうんちに行った」というのは、【もりのいえ】では一大事です。
一度トイレに入ると、20〜30分くらいは出てこないのです。
耳をすますと、時折鼻歌なんぞも聞こえてきます。
きっと彼は、自分の世界を満喫しているのでしょう。
今日の夕食時は、トイレのドア越しに、「先にいただきますをしているよ」と声かけしました。
案の定、皆がほとんど食事を終えた頃に彼は食卓にやってきました。

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この様子を見て、私はある実験をしてみる衝動に駆られました。
「もし、丸一日、彼に何も『うながし』というものをしなかったら、どうなるのであろうか?」
幸いに明日は日曜日で、特別な行事はありません。実験するには最適なタイミングです。
そこで、彼がトイレから戻って一人で食事を始めた時に、彼に話しかけました。
「KAN太、明日は朝からずっと、お父さんはお前に一切の『うながし』をしないことにしました。それでどうお前が過ごすか見させていただきます。」
「・・・わかった・・・」
本当に分かったかどうか、よく分かりませんが、これは何よりも私にとっての修行になることは間違いありますまい。
ということで、明日の夜の報告をお楽しみに!
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