「こころとからだの平和のバトン」を片桐聡さんから受け取りました。

これまで、この手のものはご遠慮してきたのですが、今回はお受けすることにしました。

タイトルから連想する、今の私の状況と心境について、三日間綴ってみます。

★★★
幼い頃の私は内向的で人見知りが強く、人前で話をしたり、文章を書くのが苦手でした。

友達との会話もあまり合わず、ともかくその場に合わせているというような少年期でした。

運動神経もさほどなく、大病はしないものの、すぐに体調を崩していました。

ただ私の下腹には赤く熱いマグマのようなものがずっと潜んでいて、「本当の私は違うぞ!」と叫んでおりました。

青年期を迎え、マグマが外に出てくるようになった私は、今度はそのエネルギーを持て余し、コントロールすることができずにおりました。

まるで世界が自分を中心にまわっているかのような気に陥り、我儘(わがまま)で自己顕示欲丸出しの言動で育っていきました。

大阪の大学を卒業し、東京で戦うビジネスマンになって過ごしていた時代は、常に肩に力が入っていました。

肩こりがひどく、胃腸はいつもゆるんでいました。そして常に自信のなさがあって、それを隠そうと虚勢を張り続けていました。

やがて阪神淡路大震災を契機に八ヶ岳に移住し、最初の妻と別れ、理恵と出会い、加子母に移住しました。

その過程でも喜怒哀楽を味わってきた中で、私のからだとこころは、雨余曲折を経ながらも、次第に私らしく自然体になってきた感があります。

★★★
これまでの得難い経験の一つに、精神世界(スピリチュアル)との出会いがあります。

若い頃はそのような世界は胡散(うさん)臭いものと感じていたのですが、思い起こせば幼い頃からその手の経験が幾つかあって、導かれるように今に至ったように思います。

これまでに複数の方々から、様々なメッセージを受けてきました。例えば、「あなたは自分が持っている力について、まだご存知ないようですね」というものです。

私はその言葉の真意が分かっていませんでした。私の言動によって、元気になったり、健康になられる姿を見て、「これが私の力なのか?」ととらえていました。

そしてそのような時は大抵、「私は特別な力を持っている」「私は選ばれた人間だ」といった、驕り(おごり)や尊大な気持ちが湧き上がり、調子に乗っては他人に迷惑をかけることがままありました。

「私の心の中に土足で入ってこないでください!」と非難されたこともありました。

特にスピリチュアルの世界には、数々の落とし穴があるように思います。その底には、不安や依存、虚栄心などが渦巻いていて、すぐに道を外してしまいます。私は何度もそのような落とし穴にはまりました。

一方、「私は本当に力を持っているのだろうか?」と密かに不安を感じていました。特に他のスピリチュアル系の人と出会う時は、自分が偽物であるかもしれないことがばれないようにと、装っていた時期もあります。

つまり、私の半生は、自信のなさと虚勢の積み重ねの人生だったように思います。
(つづく)