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2005.09.11 山の災害復旧
実は二日前の夜、22時頃から3時頃までものすごい大雨が降りました。
もう半端じゃない降り方で、夜中には消防団呼び出しのアナウンスもありました。
翌朝、犬の散歩をしながら見回ると、あちらこちらで大水の猛威の跡が。
直径30cmもある丸太が移動していたり、用水路に土砂がたまってました。
また、村の人々がそこここで集まって雑談中。
聞けば、うちの裏の道は川になっていたとか。
81歳のイサムさんはじめ、誰もが「こんなの初めて見た!」と興奮されてました。

さて、今朝デスクワークをしていると、班長から電話があり、
「今、家にいますか?実は今、みんなで用水路にたまった土砂を出しとるんよ。
こっちの連絡ミスで、あんたに連絡するつもりが他の人にしてしもうて、
あんた今からでも来られるかい?」

了解しましたとつなぎの作業着に着替え、スコップ持って参上しました。
行けばみなさん黙々と作業中。土砂をすくう人、土嚢に入れる人、運ぶ人。
私と間違われて呼び出された他の班の人も文句言わずに働いていました。
私も加わり、しばらくすると休憩しようかということに。
休憩中はみんな穏やかです。
「この間、星を見に行こうとしたら、山中で裸のカップルに遭遇した。」とか、
「○○神社の脇なんて毎晩おるぞ。」とかで盛り上がり。

作業再開するも、用水路の土砂はほぼ出してしまっていたので楽勝かと思いきや、
「よし、次は山に行こう。」
用水路の上流、山水の取水口の様子を見に行こうというわけです。
軽トラックの荷台に乗って山の奥へ。
取水口に着くと、パイプ2本をつなげて取水しているはずが、1本ありません。
1本直径40cm、長さ4mほどの大きなものです。
「もしかして流されたか?」みんなで下流に分散し探すが見つからず。
しかたない、新しいのを準備しようと二班に分かれ、片方は新パイプの調達に、
私は居残って現場の整備をしました。

やることは濁流が過ぎた後に残された石や木を取り除く作業です。
作業そのものは簡単だけど、実は結構ヤバイ。
水の勢いはまだ強く、こぶし大の石がごろごろ流されてくるし、
足元はゆるゆるです。これって、土石流がやってきたらひとたまりもないじゃん。
私は一番上流にいたのですが、ずっと上流側を見ながら作業してました。
「インディー・ジョーンズ」なんかで
大石が転がってくる前を楽々と逃げおおせるなんて嘘だと確信。

悪戦苦闘しながらも新しいパイプもつなぎ、やれやれと思ったら、
「次、行くぞ~。」
別の箇所で川が詰まり、荒れているのだとか。
移動して到着すると、なるほどこりゃひどいわ。
木の枝が川に引っかかって、そこに土砂がたまり、川の流れが変わってました。
再び川に入って土砂や木を取り外す作業。
こういう作業を軍手つけた手だけでやってるもんだから、
水しぶきを受けてもう全身パンツまでびしょびしょ。

昼過ぎになってようやくひと段落し、作業終了しました。
帰りの荷台の上で、「こういう作業ってよくあるんですか?」と尋ねると、
「年に二回あるよ。今回は大雨の被害があったから特別だけど。」
ほう、そんなにあるのか。
私はいろんな企画を立てる時に
よく「結い」と呼ばれる地域の相互扶助の精神を取り上げます。
でも言うは易しで、
現実にはこういう労働によって支えられているんだなぁと実感。
それと驚いたのがご老人の身の軽さ。ひょいひょいと川を渡っていかれます。
さすが若い頃から鍛えられた人達は違うなとこれにも驚きました。
私が山の衆になるにはまだまだ年季が必要なようです。

一週間前からトイレで暮らすカエル(左下 本文とは関係ありません)
CIMG0016_1.jpg

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