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再び「夏休み特集・加子母の自慢シリーズ」です。今回は「山」と「木」です。

加子母は山の村です。
正確には中津川市になっているのですが、
私は愛着を持って加子母を「村」と呼びます。
国土(地区というべきか)の94%が山林で、その多くがヒノキです。
ヒノキの育つ北限で、天然のヒノキが育つ数少ない土地でもあるそうです。

そのこともあって、かつては尾張藩や幕府の直轄地になっておりました。
「檜一本、首一本」と言われ、
地元民がヒノキを勝手に切ることは固く禁止されていたとか。
因みに伊勢神宮の内宮・外宮の多くはここのヒノキが使われています。
また、名古屋市が入れ込んでいる「名古屋城本丸御殿の復元計画」でも、
ここのヒノキを使いたいと、名古屋市長が加子母にやってきて熱弁してました。

すごいなと思うのは、加子母の全世帯の約8割が山持ちらしいということです。
つまり、木はいわば「貯金通帳」です。暮らしを助けるための貯蓄でもあります。
だから山は身近な自然というよりも暮らしに近い、そして切実な存在なのでしょう。
私も持つように誘われましたが、まだ金がありません。

また加子母には、「木を育てる」「切る」「運ぶ」「製材する」「建築する」
「木っ端まで活用して加工する」といったあらゆる業種の人々が村に揃っています。
つまり山や木と暮らしを共にするすべての雇用が整っているのです。

だから、一度は都会に出て行っても、帰ってくることができます。
加子母で、この地域をこよなく愛し、こだわり、
山や木を熱く語る人々が大勢いる理由がここにあると思います。

先日のイベントで山と木に触れる機会がありました。
山に入り、地元のきこりの方がヒノキを切る姿を見せていただきました。
確かお年は70歳以上だったかと思いますが、
かくしゃくとされてチェーンソーの扱いも手馴れたものです。カッコイイ~!
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最後に楔を打って
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倒れる瞬間です。
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樹齢を数えると110年以上でした。
110年以上生きてきて、今私たちの目の前で切り倒されたヒノキ。
感慨深いものを感じます。
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辺り一面にヒノキオイルの香りが広がります。
考えようによっては、加子母全体がヒノキエッセンスに覆われていると言えるかも。
村花「ささゆり」とともに、
ヒノキの香りは環境省の「かおり風景百選」に選ばれました。

その後、その近くで手分けして植樹をしました。
私は都会からきた親子グループに参加。お母さん、へっぴり腰でも頑張ってます。
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息子は「ここは男の出番だ!」とばかりに俄然張り切っておりました。
凛々しいです。
きっと彼にとって忘れられないひと時となったに違いありません。
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そしてヒノキの苗木を植え、記念撮影です。
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その後、朴葉寿司と味噌つききゅうりの丸かじりをいただき、
森の先生から「木を育て、山を守ることの大切さ」を講義していただきました。
私は今までに軽く100本以上苗木を植えてきていますが、
このような植樹イベントは初めてでした。
これはこれで思い出に残っていいですね。
山や木に対する思い入れが深まり、近くなった気がしました。
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山や木が暮らしと密着していること、これは文句なしで自慢です。
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