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大学時代の友と十数年振りに再会し、酒を交わしました。
そいつとは入学したその日にぱっと目が合い、
「おっ、気が合いそうだな。」と思ってからの付き合いです。
おまけに、私が幹事をした飲み会で出会った女性と結婚したこともあり、
何かしら縁を感じています。

いろんな話題の中で、そいつがぽろっと言いました。
「高校2年の息子が、将来何をしたいのかが分からん。」
それを聞いて私が答えました。
「じゃぁお前は自分がその歳の時に分かっていたかい?俺は分からんかった。」

・・・・・・・・・・
私は学生時代を通して振り返って、まるで楽しくなかったです。
特に中高の時代がつまらなかった。
何がつまらなかったかって言うと、自分がです。

気が弱くて、人見知りが強く、人前で話すのが苦手で、当然人付き合いが下手で・・・
今の私しか知らない人は笑ってしまうかもしれませんが、
一言で言うと、「線が細く存在感の薄い」ヤツだったかと思います。

そんな自分が嫌だった。
自分の腹の底には熱いマグマみたいなものがゴロゴロしていて、
「俺はこんなんじゃない!」と腹の中で独り言を言っていました。
「じゃぁ、どんなんじゃぁ?」と自問してみても、うまく表現できない。
そんな、悶々とした悩める時を過ごしたのが学生時代です。
そんな当時の私に「お前、何になりたい?」などと訊ねても、
漠然とした答えしか返ってこなかったろうな。
・・・・・・・・・・

私「振り返れば、若い頃には想像もしなかった人生を歩んだものだ。」
友「お前がか?こんなに自由に好きなように生きてきたお前がか?」
そうなんです。
社会人になってからの年月が、それまでの年月を超えるようになり、
その間に私は随分と変りました。

別の昔の友からきた年賀状にはこのように書かれていました。
「相変わらずローリング・ストーンだな。」
そうねぇ、ずっと転がり続けてきたかな。
でもそのお陰で、腹の中のものを少しずつ表現できるようになってきました。
だいたい、「文章を書くのが苦手だから理系を選んだ」ヤツが、
今やほぼ毎日ブログを書いているんだから笑っちゃいます。

また、先日親父の知り合いに紹介された時、
「いい身体つきをしていますね。武道か何かなさっているのですか?」と訊ねられました。
私が武道家?線の細かった私が?
笑う私に親父がさらに追い討ち。
「そりゃそうだ。お前はいつも山に入って丸太を運んでいるからな。
体つきががっしりしてきた。」

おいおいちょっと待ってくれ。それは随分とイメージが先行していないか?
確かに山に入って丸太を運ぶ時もあるけれど、
そんなにしょっちゅうしている訳ではないんだから。
昔の自分と比べ、そんなにも印象が変わるものかと驚いてしまいます。

そこで、冒頭の話題に戻って、友の息子に偉そうにひと言。
「生きていりゃぁ、思いもつかないいろんな事が起きてくるよ。
学生時代には『みんなおんなじ』なんて思っていても、歳を食えばみんな違っている。
要は、今、生を受けていることに感謝して、
今関心があることをまずは追ってみたらいいんじゃないかな?
そして人生はワンチャンスではない。
追ってみた道が合わなかったら、また別の、その時に関心を持った道をいけばいい。
そうしているうちに、次第にあなただけの人生が積み上がってくるよ。」

いつでもおじさんの処に遊びにいらっしゃい!
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