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十日ほど前、最近買った車の保険加入を申し込んでいたら、
カウンター越しの担当女性がおもむろに声を掛けてきました。
「あの~、masanは木工をしますか?」
「いいえ、やりませんが、薪は探しています。」と、つい本音が出た私。
「そうですか・・・。薪ではないのですが、実は相談したいことがあるのです・・・」

その相談とは・・・

その方の義理のお兄さん・大橋義博氏は木工作家でしたが、
5年ほど前に48歳の若さで亡くなられたそうです。
その義博氏が生前に集めていた木材がたくさん残されたのですが、
いつか行き先を考えようと言っているうちに年月が経ってしまいました。
このまま放置しておいて材として使えなくなるのは忍びないのだが、
ついてはどうしたら良いだろうか?という用件でした。

そこで、まずは見せていただくことにして、昨日訪問した次第です。
行ってみてびっくり。想像以上にでかくて大量でした。
まずこれが木材倉庫です。
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一列がこんな感じ。こういうのが四列分以上あると思ってください。
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ズームイン。こんな板が軽く100枚以上あったろうな。
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柱や梁材も結構多いです。
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「店のテーブル用の板が数枚手に入ればいいな。」とは思いましたが、
そんな小さなスケールのお話ではないですね。とにかく量が多い。
でも気になったのは、どれも少々外面が痛んでいること。
屋根がかかっているとは言え、横から雨雪にさらされてきた様子。
表面を削れば綺麗な木肌が現れるのかもしれませんが、素人には分かりません。
いずれにせよ、弟さん夫婦が処分を急がれた気持ちがよく分かります。

次に案内されたのが「庵」といいますか、畑の端に建てられた離れです。
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一室はいろり部屋で、
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もう一室の風呂場からなります。
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最後に、「パートナーズハウス」と呼ばれるアトリエをご案内いただきました。
義博さんと仲間やお弟子さん達で建てたとか。
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家の前には直径60~80cmほどの屋久杉のオブジェが。
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アトリエ内はこんな感じ。
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義博氏は主に椅子やテーブルなどの家具を得意としていたようですが、
他にも幅広い活動をしていたらしいです。
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そして義博氏。渋いです。
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義博氏の人となりやエピソードを聞くにつれ、私と共通点があることが分かりました。
・工房を多くの人に開放していたこと
・調理が大好きで、かなり本格的な厨房を作っていたこと
・自ビールを作って飲んでいたこと
・自ワインを作ろうと、ブドウを育てていたこと。
・・・
他に、一日で家を建ててしまうとか、
大勢の若者を集めてオブジェを作ったり、宴会をしたりと、
やってらしたことがダイナミックです。
また、義博氏の写真の右下に次の様なメッセージがありました。
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過去のHPはこちら。
2001年に更新されて以来、止まっていることに寂しさを感じますが、
それ故に、せっかくここまでやってこられた義博氏の
遺志と資産を活かしたいものだとも感じました。

「生前に是非お会いしたかったですね。」と私。
「きっとmasanと気が合ったでしょうね。」と弟さんご夫婦もおっしゃいます。
でもこればかりは無理な話です。仕方がない。

さて縁あってこのお話を聞かせていただき、私が何をできるかですが、
まずは弟さんご夫婦の願いでもある、残された木材の行き先が早く決まればいいですね。
これからいろんなルートを当たってみます。良い展開が見えてきますように。
また、何か良いアイデアがあれば教えていただきたいです。

ところで、最近、いろんな人からいろんな依頼を受けることが増えました。
「困った時はこいつに聞けば何とかなるんじゃないか?」
という風なフェロモンを醸し出しているんですかね?
(それにしても、村の風習について「そのいわれを知らんかね?」と
地域の人が訊ねてこられた時は驚きました。)
この先、どんなお話が舞い込んでくるのか、こちらの方も楽しみです。
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