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先日、京都は宇治におりました。
同僚と「お茶でも飲もうか?」と宇治川沿いを歩いていたら、
何やら面白そうな店があります。
その名も「匠の館」。
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とても大層なキャッチフレーズに惹かれて、つい入りました。
そしてお勧めだという「玉露セット」を注文すると、やってきました。
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普通はそこで「どうぞごゆっくり。」と店員が下がっていくところですが、
ここの人はじっとしています。
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何と!その場で「日本茶の飲み方講座」が始まってしまったのです。
店員と思った方は、「日本茶インストラクター」でありました。
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その授業、結構マジでしたよ。
「お茶の命は水です。まずは水を選んでください。」
「一度100℃まで沸騰させてから70℃まで下げたお湯を使ってください。」
「それを湯冷ましに取った時点で60℃まで下がります。
それを小さい器に移して50℃まで下げます。」
「そして人肌近くなったところで急須に円を描くように入れてください。」
「急須から器に最後の一滴まで出してください。急須を振らないように!」
・・・

それはもう念の入ったご指導でありました。
ちょっと一息入れるつもりが、知らぬ間にアナザーワールドに入り込んだ同僚と私。
とにかく指導されるままに「はい」「はい」と従って注いだお茶。
これは驚くほどの香りと味でございました。不思議な甘さです。
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いやぁ、参りましたね。日本茶がこれほど美味いとは知らなかったです。
ただただ感心する私たちに気を良くしたインストラクターさん、
その他にもいろんなテクニックを教えてくれました。
「続けて急須にお湯を入れる時は、その前に急須を手のひらで叩いて、
茶葉を寄せてから湯を入れてください。」
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「まだ茶葉が開ききっていない時は『ピチピチ』と音がします。
音が出るうちは、まだ飲むことができます。」
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「最後に急須の中の茶葉を食べてみてください。ポン酢をかけても美味しいですよ。」
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感心しきりです。
私がふと「実はうちには荒れた茶畑がありまして、
どうしたらいいでしょうね?」と訊ねると、
「それでしたら、荒れた茶畑を再生した活動を記した本があります。
これがその本です。そしてこの方が著者です。」と選手交代。
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すごいですね。いやはや感心しっぱなしです。
思わずこの本を買い、サインしていただきました。

でもこの一連のやりとりが決して嫌味じゃないんです。
むしろ、この体験のお陰で、日本茶が好きになり、宇治が好きになりました。
そう感想を漏らすと、
すかさず「ではあなたも是非インストラクターの資格を取ってください。」
と通信教育のパンフレットをくださいました。

全くすごい!
このお店、京都府茶業会議所が宇治茶普及のために開いたお店ということで、
商売度外視で経営されています。
宇治に行かれる方は是非お訪ねください。
京阪宇治駅前の交差点を渡ってそのまま宇治川に沿って3分ほど歩くと左側にあります。
近くには歴史遺産・宇治上神社と源氏物語ミュージアム。
対岸には歴史遺産・平等院です。
日常とは全く異なる時間を過ごすことができます。
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