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「やるべき事」の中で、特に大急ぎではなかったり、
やらなければどうしようもないほどではない事ってありますよね。
そいつらはいつも優先順位が下の方にあるので、
いつまでも解決されないでほったらかしにされたりします。
そのくせ、実はそいつらが解決しないことというのが、
まるで喉に刺さった小骨のように、釈然としない気分にさせてくれたりします。

最近の私にとって、その手の「小骨ネタ」というのは、
「煤竹(すすたけ)」でありました。
昨年の春頃、屋根を新しくした時に、屋根裏からたくさんの煤竹が出てきました。
「これは値打ちものだよ。こういう長い年月をかけて作った煤竹なんて、
今や手に入らないんだから。」
と教えられたものの、置き場所に困って離れの軒下に置いていたのでした。

これまで屋根裏でひっそりと、ある意味で大事に保管されていたのに、
いきなり屋外に置かれた煤竹たち。
そのまま夏・秋・冬が過ぎ、この春になるまで、
ずっとふきっさらし状態に置かれていました。

そんな彼らにようやく光が差したのは、店作りがきっかけでした。
棚に使うために一部の煤竹を拭いてみたところ、おっとビックリ!とても綺麗!
「やっぱり値打ちものだったんだ。」と改めて価値に気づかされましたが、
やっぱり移す場所がないし、何よりも現状は煤にまみれてとても汚い。
これらを綺麗に拭いて保管しようとする気分になるまでが大変でした。

「でもこのままでは大切な資産が朽ちてしまう!」
どこかで聞いたような、
かつて人の材について自分が言っていたセリフがそのまま返ってきました。
そこで奮起一発!全ての煤竹を拭いて、屋根のある場所に移すことにしましたよ。
でも、いざ始めると、やっぱりハード。
軒下から出しただけでうんざりしてきます。
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ところが一旦外に出した以上、次に雨が降る前になんとかしなきゃならない。
つべこべ言わずに一本ずつ拭くことにしました。
バケツに水を入れ、雑巾で一本一本、ひと節ごとに拭いていきますが、
なかなかはかどらない。

「まるで食っても食っても減らないスパゲティみたいだな。」とつぶやいていると、
「本当にそういう言い方ってあるの?
私は最初からそんな大盛りのスパゲティなんて注文しないから、実感が湧かない。」と
カミさんからツッコミが入ります。
でも今までこの表現で大抵の人は共感してくれたよ。格言なんだから。

話がずれましたが、あまり汚れていない煤竹はそのままにすることにして、
それでようやく先が見えてきましたが、それにしても壮観です。
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全部で100本近くあるかなぁ?
古民具屋では一本1000円から3000円で売っているから、少なく見積もっても10万円?
いらぬ皮算用をしながら自分に叱咤激励して、ようやく拭き掃除完了!
見事に復活した煤竹。復活というよりも、姿を現したというべきか。飴色が綺麗です。
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途中、時々コメントを寄せてくれるkawaiさんご夫婦がやってきてくれ、ご対面。
記念に一本差し上げました。
(ダンナの目が訴えておりましたので。)

ところでkawaiダンナさん、腕のよい鍼灸師さんだとかで、これこそ願ったり叶ったり。
私は八ヶ岳時代にとても信頼していた鍼灸師さんがいたのですが、
こちらに来てからはそういう出会いが無く、悲しんでおったのです。
今度、古川まで行きますので、宜しくお願いします。

夜は、kawaiさんのお土産・お手製ベーコンと自ビールで夕食。
美味かったっす。
煤竹の片付けは未だ済んでいないけれど、一つ小骨が取れた気分の、
爽やかな達成感の日でありました。
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