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今日もカメラネタです。
若かりし頃、カメラに燃えた時期がありました。
たまたまバカチョンで撮った写真の出来が良くて、
それを四つ切に伸ばしてみるとますますよろし。

それを見た近所のカメラ屋(昔はこういうカメラ屋がそこかしこにあった)が、
「うちで主催するコンテストに出してみたら?」と言ってくれ、思わぬ入賞!
「もしかして俺ってカメラマンの資質あり?」なんて頭に乗ったのが始まりであります。

バイトで貯めた金で買える限界だったのが、ニコンのFE。
まさに一眼レフというスタイルですね。今でもファンがいるらしい。
FE_1.jpg

こういう最初の時にキャノンを買うか、ニコンを買うか、
それ以外を買うかで人生が決まってくるようにも感じます。
私は今だから正直に言うけれど、
「キャノンの方が良かったかな?」と感じながら使い続けていました。

その頃、「キャノンはお洒落、ニコンは無骨」
というイメージがあったこともあるでしょうが、
何よりも、「隣の芝生は良く見える」という、当時の私そのものでもあったでしょうね。

そして、まずジュラルミンのカメラバッグを買い、幾つかのレンズはもちろん、
使いもしないのにいろんなフィルターも揃えて悦に入っておりました。
こういう「形から入る」ところも、私そのものです。

また、そういう時期って、どこに行くにもやたらカメラを構えてしまうし、
やたらどこかに行こうとします。

私はまさにその「パターンA」でありました。
例のカメラ屋の紹介で、川上緑桜(ろくおう)というプロのカメラマンに出会いました。
(昨年亡くなられたとか。ご冥福をお祈りします。)
会って早速、
「今度、北海道にタンチョウヅルの撮影ツアーを組むけれど、行くか?」と誘われ、
ついていきました。
でも季節は3月初旬。雪の中でなかなか思うようには撮れません。
他にも根室のオオハクチョウや阿寒湖や網走の朝焼けを狙いましたが、
まぁぼちぼちという出来。

続いて、ヌード撮影会にも誘われました。
そこそこ面白かったけれど、「ちょっと場違いかな?」と、それっきり。

その後、沖縄・宮古島や石垣島など、一人で撮影を続けました。
その当時、川上さんの教えもあり、
「標準レンズ以外は使わない」と決めて撮っていたのですが、
改めて自分の作品群を眺めてみるに、明らかに足りない点に気づきました。
それは、「あと一歩を踏み出せていない」ということです。

このことに自分で気づいた時は結構ショックでしたね。
それは、「写真を撮る」という世界だけのことではなく、
自分自身の生き様を見せつけられたような気がしたから。
でもその当時の私はそのことを真正面から受け止めることができずに、
次第に写真を撮らなくなりました。

それから年月が経ち、「APSだ」「ASA400だ」なんて言っているうちにデジカメが登場し、
コンパクトカメラで誰でもそこそこ撮れるようになり、
ほぼ四半世紀ぶりに一眼レフを持とうとしている私。それなりに歳をとりました。
感慨深いものがあります。

このような理由から、
カメラという装置を手に取るだけで胸がほんのわずかキュンとなる私ですが、
さてこれからどんな写真を残していけるかな?
とても大げさだけれど、これからの残りの人生を、どれだけどのように写していけるか?
カメラを通して、今の生き様はどう見えてくるのか?
いろんな意味で楽しみです。
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