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2005.10.11 歴史は巡る
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このベスト、確か1981年に買いました。1982年だったかな?
こいつを買ういきさつは、過去のHP日記などで既に書いているけど、
もういっぺん書きます。
私が学生時代の頃、当時の彼女と一緒に心斎橋パルコに行きました。
と、そこでウィンドウで見かけたファッション、
それはとても奇抜、というか異様なものでした。
まるで毛糸を張っつけたようなセーターとベスト。
「何やこの絨毯のような服は!」と大笑いし、冷やかしで店に入りました。
それがイッセイ・ミヤケの店でした。

入ってみて、「あの服を着せてくれ」と頼むと、即出してくれました。
その時に出たのがベスト。そいつを着てみた途端、
方々から店員が出てきて、「おお!すごく似合っている!
このベストがこんなに似合う人は見たことが無い!」と絶賛し始めました。
それまで全くの冷やかし半分だった私ですが、
この猛アプローチにたじたじになって、「そっ、そうかなぁ?」
「いやぁ、すごいですよ、お客さん、ピッタリです!」とのトークにほだされ、
つい買ってしまいました。確か当時で18,000円くらいだったと思います。

それ以来、このベストは私のトレードマークになってしまいました。
とにかく秋から春まで着ない日はない。
私のことを「毛糸の絨毯のベストの人」と覚えている人もいます。
そうこうするうちに、何と25年も経ってしまいました。
今も着ていますが、最近はさすがに毛糸が薄くなって、
真冬は厳しいのが時代の流れか。

何でこんな話を出すかと言うと、私見たんです。
新宿伊勢丹のウィンドウで、よく似たのを。
やっぱりイッセイ・ミヤケでした。
毛糸わらわらのジャケットやベストのマネキンが飾られていました。
こいつの写真を撮らなかったのが一生の不覚!
後でHP調べたけど出てこない!う~ん残念!
でも本当にあったんですよ。

要は、25年経っておんなじファッションが出てきたというわけです。
こういう世界は繰り返すというけれど、本当なんですね。
きっとデザイナーは、「昔出したやつのことを誰も知るまい。」
なんて魂胆かもしれませんが、
ところがどっこい、いまだに現役で着ている人もいるんだぞ!
いつか年老いたデザイナーに「ほれっほれっ」と
見せびらかしてやろうかとたくらんでいる私です。

でもね、このベスト、山では着れません。
いつだったかこれを着て山を歩いていると、
猟師から「おい、獣と間違って打つぞ。」と注意されました。
イッセイ・ミヤケもここまで考えていたのかどうか、
いつか聞いてみたいものです。


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