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昨日のブログとも連動しますが、『食』をテーマにしたお話です。
最近読んだ本で、とても共感し、感心した本があります。
それは『いのちの食べかた』(森達也著 理論社)。

「お肉はどこから来るんだろう?」という疑問を投げかけ、
そこからいろんな話題にさかのぼったり、広がっていきます。
その基本は、「知ろう」という姿勢です。

・私たちはどういう経緯で「お肉」を食べるようになったのか?
・誰がどうやって「お肉」にしてくれるのか?
・何故そのことが隠されるのか?

ここまでは、私がこのブログで何度も書いている姿勢と全く同じです。
著者は、「お肉を食べないようにしよう。」と言っているのではないです。
「私たちが口にしているものについて、事実をもっと知ろう!」と言っているのです。
その内容が生々しく描かれています。

そして話題はもっと核心に触れていきます。
それは、実は多くの人がうすうす気づいてはいるのだろうけれど、
触れないでいるテーマ。
「被差別階層」についてです。

このテーマについて私はうまく書ききれないです。
もちろん人を差別する意識はないです。
でも生半可な知識や感想で書けるテーマではない。
だから今は、「できればこの本を読んでください。」と書くしかないです。

この本の最後にこのくだりがあります。
ここに著者の思いが込められていると思うので、掲載させていただきます。

「・・・僕たちは肉を食べる。つまり生きていた動物たちを食べるということだ。だから、彼らを殺しているのは僕たちなんだ。もしもそれが嫌ならば、ベジタリアンになることだ。でも植物だって、じつは「いのち」であることに変わりはない。僕らは生きるために、ほかの「いのち」を犠牲にするしかない。「いのち」はそのように生まれついた。僕たちはそうやって「いのち」を犠牲にしながら、おいしいものを食べ、暖かい家に住み、快適で便利な生活を目指してきた。その営みを僕は否定する気はない。でもならば、せめてほかの「いのち」を犠牲にしていることを、僕らはもっと知るべきだ。どうやって知ればよいか?しっかりと見るだけだ。目をそむけずに見るだけで、あるいはきちんと見ようとする気持ちを持つだけで、きっと僕たちは、いろんなことを知ることができるはずだ。肉だけじゃない。僕たちはいろんなものから、気づかぬうちに無意識に目をそらしている。見つめよう。そして知ろう。難しいことじゃない。目をそらさなければ、いろんなものが見えてくる。そしていろんなものが見えるから、知ることもできる。そうすればきっと、部落差別はもちろん、世界中から差別なんて、いつかはなくなると僕は信じている。悲惨な戦争だって、いつかはきっとなくなる。・・・」

そして、この時期もう一つの『いのちの食べかた』があります。
前述の本と全く同じタイトルですが、こちらは映画です。
どう連動しているのかな?
でも、「事実を知ろう!」という姿勢は同じです。
12/1から名古屋でも上映されるようなので、是非観たいところです。
今のところは、こちらの予告編「trailer」を観ておきましょう。

ということで、『食』に関しては本当にいろんな視点があるものです。
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