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昨日、岐阜県瑞穂市で開かれた田中優さんの講演会を聴きにいきました。
『family ECO ふぇすた』というイベントの中で行われたものです。
この主催者である『MAMAなかま』に、カミさんの友人がいるので、
応援がてら伺ったという次第。

私には一つ目的がありました。
田中さんに質問したいことがあったのです。
それは「NPOバンク」と呼ばれる、新しいタイプの金融機関についてです。

田中さんの講演会の中で紹介される話の中で、
「私たちの預金が、回りまわって武器製造や戦争に使われている」というものがあります。
日本の三大メガ「Mの頭文字」バンク、先ほど民有化された巨大金融機関など、
国内の主だった金融機関の預金がそんなことに使われているなんて、
一体どれくらいの人々が実態を知っているのだろう?と思います。
(金融機関に勤める人も知らないと、田中さんは言っていました。)

そういった事態を打開するという意味もあり、
「純粋にお金を集め、純粋に融資しよう」という思いから生まれたのが、
コミュニティ・バンクとも呼ばれるNPOバンクだと、私は理解しています。

ところで田中さんの講演を聴いていて、例えば
「よし!脱電力会社や省エネを目指して、我が家も太陽光発電システムを取り入れよう!」
と、決心したとします。

ところがこのシステムを導入するとなると、
一般家庭ならば200~300万円くらいはかかるでしょう。
でもそんなお金は無い。

そこで登場するのがNPOバンク。
「我が家で太陽光発電システムを導入しようと思うので、
その費用を融資してください。」とお願いすると、低利で貸してくれる。
と、イメージするのが一般的な発想ではないかと思います。
でも実態は違うようなのです。

実を言うと、まさに我が家で上の様に決心して、
愛知・岐阜・三重の東海3県を活動エリアとした、
『momo』なるNPOバンクをネットで調べたのでした。

すると分かってきたのは、
・「融資対象の形態は問わない。」と書いているものの、
 どちらかと言うと一般家庭というよりは、事業を主な視野に入れている様子。
・融資受付期間があり、その時期を逃すと、次の募集を待つしかない。
ということです。

例えば、今年度第1回融資が認められたのは、岐阜県郡上市の、
「伝統的な生活文化伝承支援活動/グリーンツーリズム推進事業/定住者増加促進事業」で、融資金額は150万円。年利は2.5%でした。

また、既に締め切られた、今年度第2回の融資スケジュールは以下の通りです。
STEP1:申込期間‐2007年9月1日~10月31日【必着】
     (→以下の日程で第2回融資説明会をmomo事務所で開催します。
     参加を希望される場合はmomo運営事務局までお問い合わせください。
     ・9月30日(日)14:00~15:30
     ・10月16日(火)19:00~20:30)
STEP2:事業内容説明書等の提出〆切‐11月15日【郵送にて必着】
STEP3:面談‐11月中旬~下旬
STEP4:訪問調査‐11月下旬~12月上旬
STEP5:契約‐12月下旬
STEP6:融資実行‐12月下旬

ここまで読んで、「じゃぁ我が家でも申請しようかな?」と
気軽に考える家庭はどれだけいるでしょうか?
ちょっと間口が狭いというか、敷居が高い気がしました。

「これでは実態がよく分からないから、運営している人と実際に会って話を聞きたい。」
と考えた私は、電話番号を探しましたが、ネットにはこのように書かれていました。
「留守番電話での対応となりますので、ご連絡は原則FAXかE-mailでお願いします。」

そこでメールを送ったのですが、一週間以上経っても音沙汰がありません。
これでは、まるで門前払いされた様な気分です。
ちなみに、融資を受けようとする場合、一割以上の出資が必要です。
その出資関連の資料はダウンロードすることができ、申請すると資料が送られてくるらしい。
つまりは、「出資する」という意思を示さないと、実態は分からないのか?

もちろんこの団体は悪意などないでしょう。
でも世の中には悪意を持って金融に関わる人もいます。
その視点から見ると、「本当に信用して良いのだろうか?」という
うがった懸念も湧いてきます。

つまりは、「貸し倒れしないように」という視点が多く働いているのではないだろうか?
それは至極もっともな視点です。金融機関なのだから。
でも、当初「エコに取り組みたい個人に手を差し伸べてくれる、身近な金融機関」
をイメージしていたので、
ちょっとはぐらかされたような気分になっているのは事実です。

そこのところを田中さんに訴え、実態を訊ねたところ、
「そうですか。そんな対応でしたか。」とカクッとしておられました。
そして、「私のやっている『未来バンク』はそんなことないけどね。
個人にも気軽に貸しますよ。
でも基本的にこういうのは各地域でやってほしいのですよ。」とも。

それはごもっともです。
岐阜の融資の打ち合わせに東京から来ていたんじゃ、割が合いません。
結局は自分たちでやるしかないのか。

実は、「加子母にNPOバンクを作ろう!」という発想はあります。
簡単ではないことは分かっていますが、
最初から無理とは考えずに、他のエコ事業と絡めて進めていきます。

ということで、今回の講演会に関してもっと書きたいことがあったのだけれど、
気がつけば結構行数を食ってしまったので、また後日。

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