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昨日は川崎で、
ISO食品安全マネジメントシステムの審査員資格取得のための試験を受けました。

餃子事件で食の安全が改めて問われているという、
とてもタイムリーな時期での受験でしたが、正直言って、とても厳しかったです。
過去に「品質」と「環境」の同じような試験を受けたけれど、今回が一番厳しかった。
結果は随分あとに知らされるので、もう過ぎたことは忘れましょう。

昨夜は、その悪夢を忘れるのにうってつけの人物を呼び出しました。
「しんちゃん」です。
しんちゃんとは2003年に『仙人小屋』で一緒に修行をした仲です。
彼の方は2002年から三年間修行を続けていたので、私にとれば兄弟子になります。
私よりも17歳年下ですが、年の差を感じることのない気心の知れた仲間です。

「修行を済ませれば、師匠のフィールドである八ヶ岳を離れる。」
何となくそんな暗黙のルールがあり、
修行後、私たちはそれぞれ思う土地に向かいました。
私は一旦丹波篠山で過ごし、その後、岐阜の山里・加子母にやってきました。
しんちゃんは奥さんの実家に近い関東に移ってきました。

ちなみに奥さんはうちのカミさんと同じ呼び名の方で、ほぼ同世代。
お子さんも私たちと同じ時期に生まれました。
しかも二人の出会いのキューピットは仙人夫婦と、
パターンが私たちと、とても良く似ています。
つまり、私としんちゃんは、個人としての仙人修行だけでなく、
家族計画(表現が変?)まで仙人夫婦に手ほどきしていただいたことになります。

さて久しぶりの再会を喜び、居酒屋へ。
受験の悪夢を早く忘れたい私は、「今夜は飲むぞ!食うぞ!」と宣言。
二人で楽しい宴会が始まりました。

『同じ釜の飯を食った仲』という表現がありますが、
私にとればしんちゃんがそういう存在になるかな。
修行時代に一緒に過ごした、いろんな出来事に話題が咲きました。

お互いに共通していたのは、
山に入って山菜やキノコを探した時や、
お客さんが殺到して、てんやわんやしていた時のことではなく、
暇な時期に二人でぽそぽそ話し合った時の思い出が強く残っていたことです。

例えば私が印象に残っているシーンは、梅雨のある日の出来事です。
山から笹の葉を採ってきて、大鍋に入れて水をひたひたまで入れ、
七輪の上に置いてじわじわと炊いておりました。
そうやって二昼夜ほど置き、
水分が無くなって『笹のエキス』が誕生するまで待っていた時のことです。

その日はお客さんがほとんど来ず、七輪に載った大鍋を眺めながら、
「仙人小屋で学んだことを生かして、将来どんな店を出そうか?」と、
お互いに思うイメージを出して語り合いました。
あの時期、そんな事を考えたこと、そんな相手がいたことは、
私の人生にとって、とても貴重な財産です。

もちろん、人生は思った通りにならないことが多いです。
私の場合、修行中にカミさんと出会い、付き合いだして一ヶ月で婚約し、
一緒にあたふたと篠山に向かい、また土地探しの旅に出て今に落ち着き、
子供が生まれ、まずは自然食料品店を開きました。

「飲食店はいつできるのか?」とよく訊ねられますが、
店のやりくりは基本的にカミさんが中心となることにしましたし、
(これも大きな決断でした)
子育てを優先してもらうことにしたので、飲食店の目処はまだ立たないですね。

でも、修行時代にイメージしていた暮らしと違うからと言って、
それを後悔なんて、まるでしていません。
むしろ、今の方がよっぽど地に足がついていると思うし、幸せです。

昨夜もしんちゃんと出た結論は、
「僕らはとても仙人と同じことはできない。
でも、仙人から学んだことを生かして、
僕らなりの人生を築こうではないか。」というものでした。
それで良いのだと思います。

楽しい宴はあっと言う間に過ぎ、気分良く宿に戻りました。
そして今朝です。
あけましておめでとうございます。
今日は旧暦のお正月です。

気分を改め、また前に向かって歩んでいきます。
改めまして、今年もよろしくお願いします。
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