FC2ブログ
ようやく暖かい春がやってきましたね。
我が家の前の畑は、「これが本当に畑なのか?」
と私たちも疑うほどに、ヒメオドリコソウが群生しております。
1ヒメオドリコソウ

そんな写真を撮っていたら、どこからともなくU太がやってきて、
やおら畑で建設車両の説明を始めてくれました。
やっていることは変わらず幼児ですが、
以前よりも少年っぽい顔つきになってきたように思います。
2やってきた

昨日、私は急にタンポポを食べたくなりました。
タンポポは花も蕾も茎も葉も根も食べられる、
そしてとてもエネルギーの高い食べ物です。
私の師匠である八ヶ岳の仙人は、タンポポをこよなく愛しておりました。
もちろん食材として。
3タンポポ

タンポポの根ってどこまで伸びているかご存知ですか?
聞いたところでは確か数mも深く伸びたものもあるそうです。
ものすごい生命力です。

今回は蕾と茎と葉を、頂き物の明宝ハムと一緒にソテーしていただきました。
はっきり言って苦いです。
でもその苦みが身体に嬉しいです。
特に蕾は結構いけますよ。湯がいて胡麻和えなどにして召し上がれ。
4タンポポ料理

ところで、ミニブタ・ブッダですが、もうすっかり、
本当にすっかりと我が家に馴染んでしまいました。
最近は家族の姿を見かけると、「ブヒブヒ」言いながら近寄ってきます。
そして食い物をねだります。もう可愛いのなんのって!
5近寄る1

でもあまりに慣れ過ぎて、カメラを向けるとすぐに寄ってくるので、
アップの写真しか撮れません。
6近寄る2

オッ、雄叫びか?
7雄叫び

我が家にやって来た頃、皮膚がささくれていたので、
「水分が足りないのか?」と思ったのですが、
実は母ブタからカイセンという皮膚病をもらっておったようです。
要はダニですね。

早速、村の獣医さんに来ていただき、
「私は牛が専門なので、小さいと勝手が分からんなぁ。」
と言いながら、体重に合わせて注射を打ってもらいました。
そのお陰で、日に日に状態が良くなっているように思います。

また、ブッダの他の兄弟が栄養失調で死んでしまったとかで、
配った坂本さんは心を痛め、
「最初はあまりに太らせないようにと説明しましたが、
どうかたくさん食べさせてあげてください。」と訂正の連絡をいただきました。

そのお陰で、今やブッダは食い放題。
「何だか下腹が出ていないか?」
「明らかに大きくなったよね。」
と、親をやきもきさせております。
それを知ってか知らずか、のんきな顔つきのブッダ。
8アップ

可愛いものですね。
時々「ピキーッ!」と大声を上げますが、
見に行くと、大したことじゃない出来事で一人騒いでいることがあり、
結構可笑しいです。

私たちは晴れた日の昼食は縁側でいただくのですが、
少し離れた場所につながれているブッダは、
何とか近寄りたくて身体を伸ばし、物欲し気な声を上げます。

そんな時はつい、「おお、よしよし。何か食べ物を探してきてあげよう。」と、
いそいそとする私であります。
そしてこんなに目を細められると、こちらまで目が細くなります。
9笑顔

もう既に「ブタバカ」ですね。
(漢字で書くと『豚馬鹿』で、意味が分からなくなりますが・・・)
そんなこんなで、ぽかぽかの春の日に、つい気持ちが緩んだひと時でした。
「最近、夕方でも明るいわね。」などと会話しておったら、
知らぬ間に春分の日を過ぎておりました。
つまり既に夜よりも昼の方が長くなっておる訳ですよね。
時の流れの速さを感じます。

その春分の日に遡りますが、ブッダの初散歩に挑戦しました。
飼育本によれば、「幼いうちに散歩慣れさせておいた方が良い」
とあったので、ともかくもやってみたのです。

ちょうどこの日は地域で「稲荷様」という行事がありました。
場所は私がこの春から氏子総代となる二渡神社です。
神社の脇にお稲荷様がいらっしゃるので、そちらを奉る祭りなんでしょうね。
私はこういうことはとんと分かりません。
ともかくその「稲荷様」に向けて散歩してみることにしました。

ハーネスをしっかりとつけて、「さぁ行くぞ!」
おいおい、逆方向ではないか!
1散歩行くぞ

もたもたしているから、U太が遥かかなたに行ってしまったではないか!
2U太はかなたに

解説しますと、ブタは犬とは違い、
グイッと綱を引いてもついてこないのです。
無理に引っ張ると逆に切れて動かなくなるとか。
つまり、うまい具合にこちらが思う方角に進ませなければならないそうです。
そんなコツ、どうやったら掴めるのだ?

ともかく、10分経っても、我が家からほとんど離れておりません。
実はうちの土地の端までは抱いてきたものですから、
実質10mほどしか前に進んでおらんのです。
U太も戻ってきました。これじゃぁこの先が思いやられます。
3まだこの辺り

飼育本によると、
こういう時は「ブタの食い気」を利用して前に進ませるそうです。
つまり「馬の目の前に人参を吊る」発想ですね。
でもこの日はそういう準備をしていなかったので、
しびれを切らした私は、結局ブッダを抱いて神社に向かったのでした。

そして神社が見えてきた時点でブッダを下ろします。
稲荷様の準備をしてこられた地域の人々が大勢私たちを眺め、
「おお、ブタだ!」と盛り上がるのが聞こえてきました。
きっと「脱走事件」のことも話されていることでしょう。
4稲荷様

案の定、「ブッダ脱走事件」は皆に伝わっておりました。
「これがそのミニブタかぁ!」と大笑いで迎え入れられました。
その時になって、「そういえば、稲荷様にブタを連れてきても良かったのかな?
キツネとブタは相性が良いのだろうか?
しかも名前が名前だし。神社や稲荷様に失礼なことはないのかな?」
と今更ながら気づきました。

そこでその点を周りに訊ねましたが、全くおとがめなし。
「大丈夫。だってさきほど皆で念仏を唱えたくらいだから。」
なるほど、地域の神様・仏様は寛大であります。
何と言っても、周りに笑いと福を呼ぶミニブタ・ブッダですからね。
皆さん、良しとしてください。

そんなことよりも大きな反響を呼んだのが、子供たちです。
遠目で見つけるや否や、わーと集まってきて、
ずっとブッダにまとわりつきっぱなし。
6集まる子供

「ねぇ、ブタって何を食べるの?」
「草だよ。その辺の草でも食べるよ。」と教えると、
「わーっ!」とばかりに草をちぎっては口元に持っていきます。
そして本当にバクバク食べるので、また次の草を持ってくるという次第。

「私、ブタを飼っている人を初めてみた!」と声を掛けられ、
随分と子供たちとの距離が縮まったようにも思います。
ブッダは縁の神様でもあるようです。
なるほど。これほど受けるのならば保育園の行事にも連れていくか?

初対面の子供たちはまだおっかなびっくりですが、
U太はさすがに平気で近寄ります。
身近な無害のペットができて良かったね。
7遠巻き

ところで、先日、「ブッダは三軒隣の畑で見つかりました。」と書きましたが、
田舎の三軒隣は遠いです。ざっと200m離れています。
そして実はこの二渡神社のすぐ傍にまで来ていたのだとか。
これはもしかして二渡神社の神様が呼び寄せて守ってくれたのか?

ということでブッダの初散歩はほとんど私が抱いた状態で終了。
でもともかく地域へのデビューは無事果たせたように思います。
地域の皆様、これからもブッダをよろしくお願いします!
広島旅行ネタはまだ少し続くのですが、
読んでいらっしゃる方々はきっとこう思っていることでしょう。
「で、ミニブタはどうなったのだ?」
その期待にお応えいたしましょう。

今回ブッダが逃げ出したのは、このハーネスが緩んだからです。
買ってきた「小型犬用のハーネス」、
首と胴にかけるようになっていますが、
ブッダには少しだけ大きかったのです。
1ハーネス

そこで一部を結んでちょうどの長さにしたのは良かったですが、
その結び目をきつく引っ張ることをしておりませんでした。
ところが現実には動物はぐいぐいと引っ張る訳でして、
そうするうちに結び目が小さくなり、紐が緩んだと思われます。

そこで改めて紐を短くして結び目をきつく縛り、ブッダを繋ぎました。
ここしばらくは外に出してもらえていなかったブッダ、大喜びです。
顎を撫でてあげるとほれこの通り。うっとりとした顔つきになります。
2うっとり

これはちょっとすました姿。仏像のようですね。(どこが?)
3整った顔

少し顔をかしげるとイノシシ顔にもなります。
4イノシシ顔

でも次の瞬間にはまさにブタ顔に変身。
5次の瞬間

ちょっと油断すると畑に顔を突っ込んで菜っ葉を食っております。
今のところは無礼講です。ま、好きにしなさい。
6菜っ葉を食う

こうして早くもすっかり家族の一員となっております。
ところで、名前が「ブッダ」ということで様々な反響を呼んでおります。
「えっ、マジ?」
直球のネーミングだと思うのですが、人々の意表を突くらしい。

また、かみさんやU太は「ブッダ」とは呼びにくいらしく、
「ブッタ」と呼んでおります。
それはOKです。でもそれだとブタそのまんまやんか。

一方、「仏教界から苦情が来るか?」と身構えておりましたが、
まだ相手にされていないようです。

そして噂を聞きつけて、次々と参拝客(?)が訪れてくれております。
わたしゃこれまで、
この世でこんなに「ブタ好き」な人がいるとは知りませんでしたよ。

「私はブタが好きで好きで、いろんなブタグッズを揃えているの!」
「ミニブタも飼いたい!と切望しているのだけれど、
 夫が『それだけは勘弁してくれ!』と言うのです。」という人もいます。

ま、ともかく皆さんニコニコと接してくれます。
ミニブタを見て渋い顔をする人はいないですね。
まさにブッダは笑いと福の神?
そんな様子を見て、ご利益(りやく)を期待してじゃありませんが、
ある簡単な「ミニブタルール」を考えつきました。

それは「参拝される方は、お賽銭をお持ちください。」というものです。
お賽銭とは、残飯です。それも野菜クズや残りご飯がいいですね。
調理した後のおかずはご遠慮します。
間違ってもトンカツは持ってこないでね。共食いになるから。
ポテトチップスなどジャンクものも禁止です。
ま、ブッダとスキンシップをはかる道具としてお楽しみください。

ということで、今日のベストショット!
まさにこの構図でキャッチできました。
この目つきにやられた方は、供養のためにご参拝ください。
7今日の一番

本当は時の流れに従って書こうとしていたのですが、
急遽予定を変更していきなりミニブタネタです。

そもそも今回の「新春広島の旅」は、
先月の加子母でのwvoオフ会でのちょっとした会話から始まりました。
広島から来られた坂本耕太郎さんから
「産まれたばかりのミニブタいりませんか?」と誘われ、
「ハイ!」とその場で手を挙げていただくことになり、
引き取りに向かうことから旅の企画が始まったのでした。

そして途中の話題を省略して、ともかく坂本宅に到着しました。
早速ミニブタの赤ちゃんが過ごす小屋を覗きます。
すると、なんというプリティなお出迎え!
1出迎える

いやぁ、想像以上にかわいかったですね。
生後6週間(1月21日生まれ)ということですが、
もっと大きいと想像していました。
態度と目つきがかわいいではないですか!
でも母親は堂々としています。まるでイノシシ。
2母

初日はご対面だけで、引き渡しは二日後にお願いしました。
というのは、別のところでもう一泊することになっていたからです。
そしていよいよ引き渡しの日がやってきました。
快晴のもと、ミニブタがやってきました。
う~ん、ますますプリティ!
3引き渡し式

坂本さんや他の人々が驚くには、
こいつは「抱かれ慣れ」しているとか。
抱くとうっとりとした顔つきになっておとなしくなるのです。
ミニブタ飼育本には「抱くまでは根気よく」なんて書いてあったので、
それにはビックリ。

さてこの時点で、まだミニブタの名前は決まっておりませんでした。
出会う前は「ピンキー」が第一候補でした。
ピンク色だと聞いていたので。何とも安易でしょ?

でも実際に会うと、あまりしっくりきませんでした。
というのも、
今回私たちが引き取るミニブタは結構「ぶち」が多かったのです。

そのミニブタは「玉」を取ったオスです。
本当に生後間もなく「玉」を切り落とすのですよ。
だから本当に無い。
ちなみに「玉有り」のオスは見るからにピンキーでした。

「ならばあっちのオスの玉を落としましょうか?」
坂本さんは配慮して言ってくれますが、滅相もない!
私たちのエゴのために玉を落とすことはないです。

ですからその「玉無しオス」をいただいた訳ですが、
ここで命名について意見が分かれました。
私は「ブッチー」を提案。
かみさんは「ぶっちん」を主張。
こういう時、大抵の場合は私が折れます。
だってなんだかんだ言って面倒をみるのはかみさんというケースが多いから。

こうして一旦「ぶっちん」に決まったミニブタですが、
でもやっぱりしっくりこない。
私は別の意味でしっくり無さを感じていました。
かみさんは平仮名を主張したのですが、
そうするとブログで書くときに文章の中にまぎれてしまうのですよ。
たとえば「さきほどぶっちんがうんこをしました。」と書くと、
文章にメリハリが出ないのです。

そんなもやもやをはらんだまま、ミニブタは大阪まで帰ってきました。
大阪でお世話になったのは、
加子母に本社を構える中島工務店の大阪彩都モデルハウスです。
今回、社長の了解を得て行きと帰りに泊まらせていただきました。
とっても素敵なモデルハウスです。

そこまで到着してミニブタにトイレ&食事をさせていた時のこと。
今回の旅を一緒に過ごした「宮城のブレンディ倉田さん」が、
ボソッとつぶやきました。

「ぶちがあるから、ぶっちん、ブッチーねぇ。
ぶっちん、ブッチー、・・・ブッダ」
そして手を合わせてミニブタにお辞儀をされました。

その光景を見た瞬間、「それだ!」と私は叫びました。
「ブッダ。いいんじゃない?」
「エッ?本当にいいの?だって仏陀だよ?」
「いい、いい!私はブッダに一票!」

そしてかみさんにその旨を伝え、その場でミニブタの名はブッダに決定しました。
さてブッダ。大阪から加子母に移動する際もとてもおとなしく過ごしてくれました。
途中休憩した「ハイウェイオアシス刈谷」では注目の的!
でも周りの目は関係なく草を食い続けるブッダ。
こうやって草を喜んで食ってくれるのならば、うちは餌に困りません。
4草を食う

「慣れるのに一週間くらいかかるかしらね。」とかみさんは言っておりましたが、
どってことないです。二日目にしてこの馴染み方。
U太もいきなり親しんでおります。
5家族写真

そして我が家に到着しました。
小型犬用のハーネスをつけて畑にたたずむブッダ。
これからはこれがうちの日常風景になるのでしょうね。
6庭につなぐ

水をあげると、すぐに寄ってきます。
7水を飲む

「うん?何か言った?」
8水を飲んだ

いやぁ、想像以上にプリティで、正直言って参ってしまいました。
坂本さんたちも驚かれていたのですが、
こいつは抱くとおとなしくなるのですよ。

加えて驚いたのが、立ったままの姿勢であごを撫でてあげると、
うっとりとした目つきになり、次第に足が緩み、
ついには地面に倒れてしなだれかかってしまうのです!
これには皆大笑い! 超プリティです。

そしてブッダ用のベッドに案内します。
人間のベビーベッドの中に藁を敷き、
ダンボールで囲いをします。
9わらを敷く

その上にもダンボールを被せてベッドの完成!
きっとホームレスの方並みに快適な部屋になったと思います。
10ベッド

そして一晩が過ぎ、夜明けと共に畑に出して用足し&食事をしてもらいました。
でも昨日は私は仕事のために外出。
すると昼間にかみさんから電話がありました。
「・・・あのね、ブッダがいないの。」
ええ~っ!そんなぁ!

きっとハーネスが緩んだのだと思います。
ハーネスを付けたのは私です。どうしよう?
「いろいろ探したのだけれど見つからないの・・・」
かみさんも途方に暮れた様子。

ともかく続けて探すように頼み、電話を切って考えます。
「どうしよう?戻って一緒に探すべきか?」
でも時間的にあまりに無駄が多いです。
そこで決心しました。「一緒に探してくれる人を捜そう!」

それから携帯で片っ端から電話しました。
まずはご近所さんから。
「かくかくしかじかでミニブタが脱走したので、見つけたら教えて下さい!」
皆さん笑って応対してくれました。
でも私は真剣です。

続けて動いてくれそうな人に。
数人確保して、続けて猟友会関係の人たちに連絡。
「見つけても、どうか仕留めて食わないで!」
それから行政(生活福祉課)にも連絡です。
「もし連絡があったら知らせてね!」
「うちは犬猫専門なので管轄外ですが、注意しておきます!」とのこと。

ブッダをいただいた坂本さんとも連絡を取ります。
「ミニブタの行動範囲って?」
坂本さん「餌次第ですね。」なるほど。
ならばさほど遠くには行ってはいないか?
でも車に轢かれたらどうしよう?

次第に私は暗くなっておりました。
現場に行きたくても行けないもどかしさよ。
「こんなに素晴らしいご縁でいただいたミニブタを、
たった一日で失うことになったら、何と皆さんにお詫びしたらよいのやら。」

何度かかみさんと連絡を取りますが、やはり見つからない様子。
かみさんもグッタリした様子が伺えます。
でも大勢の人々が順番にやってきては一緒に探してくれたそうで、
本当にありがたいです。

こうして数時間が過ぎました。
夕方に一本の電話が入りました。
私が「見つかったら教えてください!」とお願いしていた、三軒先の方です。
「ミニブタな、うちの畑におるぞ。」

「本当ですか!」私は体中の力が抜けました。
「ありがとうございます。捕まえてうちまでお願いできるでしょうか?」
すぐにかみさんに連絡して、家で引き取ってもらいました。

いやぁ、本当に良かった!
これで何か起きたら悔やみきれないからね。
私は自分を責めてうつになったかもしれない。ならないかもしれないけれど。

ともかく無事にブッダは戻ってくれました。
そして今度は電話をした方々への「見つかった報告」です。
数えてみると何と15名に連絡しておりました。
皆さんお騒がせしてすいません!とんだデビューになってしまいました。

中には「村中に無線で放送してもらったら?」とアドバイスしてくれた人もいましたが、
もしそうしていたら村中にデビューしていたかも?
今でこそ笑っておられますが、本当に見つかって良かった。

ブッダ。これからはお前はうちの家族だよ。
うちに笑いと福を呼んでくれるブッダよ。
よろしくな!
アップ

ミニブタを引き取りに行く日取りが近づきつつあります。
今回の「初春・広島の旅」は唐突に企画されましたが、
その後様々な出来事が重なり、相当面白い旅になりつつあります。
その内容は今後、小出しにしていくとして、
やはり本命は「ミニブタくんの引き取り儀式」です。

私は基本的に「食うやつには個別の名前をつけない」ことにしています。
だって情がうつると締めにくいじゃないですか。
だからうちの烏骨鶏は総称して「烏骨鶏ら」と呼んでいます。
唯一、片足のメスだけは片足になった経緯から「ウッピー」と名づけをしたので、
ウッピーだけは将来的にも食うつもりはありません。

岩魚は単に「いわな」。
もっとも彼らに個体の名前をつけるなんぞ至難の技ですが・・・

さて今回やって来るミニブタですが、名前をつけるかどうか?
いただく先のSさんは、「非常食としてもいいですよ。」
とおっしゃいましたが、やはり普段から一頭飼いするには、
それなりに名前が必要です。「お~い、ミニブタ!」では具合が悪いです。

そこでどういった名前にするかですが、
私は最初、「ビッキー」はどうかと思っていました。
でも、「そういえば昔勤めていた会社に、そんなあだ名の女性がいたなぁ。」
と思い出し、ミニブタを呼ぶごとに彼女の顔が浮かぶのはやっかいなので却下。

「確かSさんは『黒のブチが入ったピンク色』と言ってたよなぁ。」
「ならば『ピンク』にちなんだ名前かしらね。」などと会話していたところ、
先日かみさんがある集まりで出会った女性のあだ名が「ピンキー」だったらしい。

「その人、ミニブタが来たら是非会いたいって。」
「でも自分の呼び名がブタにつけられたら嫌なんじゃないか?」
「ううん。とても嬉しいって!」酔狂な人もいるものです。
ということで、とりあえず「ピンキー」に仮決定しました。

ところが、当時は私が「メスが欲しい!繁殖させるのじゃ!」と言っていたので、
まさにピンキーはぴったりのイメージだったのですが、
その後、オスに変更することになりました。

「オスでピンキーは変じゃないか?」
「だったら『ピン君』は?」
「ピ、ピンクン!!??」

かみさんのセンスには時々驚かされます。
「い、いや。ピンキーでいいや。そういえば玉無しを頼んだし。」
ということで、やはりピンキーに仮決定。

でも、どれくらいピンクなのだろうか?
気になってきたので、Sさんに写メールしてもらいました。
お子さんと一緒ですが、想像以上に大きいか?
ミニブタ1

「黒ブチが一番多いのがメスで、一番少ないのが玉付きです。」
とのなので、ピンキーは中くらいということですが、
どれがどれなんだろう?
ミニブタ2

この左側かな?
ミニブタ3

ズームインしてみよう。
ミニブタ4

何だかほのぼのとした顔をしていますね。
実際には会ってから決めますが、
一応こいつがピンキーだということで納得。

ところで、名をつけたからには、やはり食えないか?
「そんなことないわよ。豪田さんだって言ってたじゃない。」
「誰だ?豪田って?」
「ほら、『夏子の酒』で、一番のお気に入りの鶏を絞めて水炊きにした人。
『お気に入りだから食う。』って言ってたよ。」
「・・・?」

私は頭の中にたくさんの引き出しを持っている方だと思いますが、
かみさんの場合は突然にあらぬ場所の引き出しが開くようです。
確かに漫画『夏子の酒』第3巻に、そういうくだりがありました。
おっしゃる通りでございます。
夏子の酒3

ま、食うか食われるかは今後の話として、
次第にミニブタブームは高まりを見せております。